2002年11月号は ベンヤミンちゃんをご紹介です♪
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お花と可愛さを競うベンちゃん♪
「もちろん私の勝ちでしょ!」

ベンちゃんが生まれたのは世田谷区馬事公苑の厩舎、JRAの調教師さんの元ですが、れっきとした犬の子です♪ 紀州犬のミックスのお父さんと、耳の垂れた洋犬のミックスのお母さんの間に生まれたベンちゃんが 青木さん宅に来たのは3か月半のころ。それまでは、首輪もリードもつけずに厩舎を走り回る、のびのび とした日々を送っていました。

よく男の子と間違えられる凛々しい顔立ちで、「オオカミの子犬(?)みたい」と、言われたことも…。

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子どもの頃は元気いっぱいで、お友だちが集まる広場で追いかけっこや犬相撲(?)、でんぐり返しまでして遊びましたが、食が細かったのが青木さんの心配の種でした。

なんとか沢山食べてもらおうと日々努力した 甲斐がありすぎて、今ではすっかり安定したふっくら体型を維持する食いしん坊さんになりました。

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好物はチーズとブリの塩焼き。でも太るからと最近はなかなか口に入りません。とっておきの「作り笑い」 を浮かべて、青木さんの懐柔を計ってみるのですが…。

月に1度くらい、自由が丘に食事に連れて行ってもらえるのが大の楽しみ♪ このときだけは、パパママの食事を相伴させてもらえるので、ステップを踏みながらご機嫌でお店に向かいます。 このごろは、熟女の落ち着きをみせていますが、食いしん坊なのはそのままのベンちゃんです。

そんなベンちゃんにも特技があります。お手・じゃんけんグー・行ってらっしゃい、を左手一本で使い分けること。違いがわからない、という意見もありますが、本人は微妙に変えているそうです。 スネたときの技は、ハンスト。食が細かったころのトラウマが青木さんには残っているので、じゃ、食べてあげない!」という態度に、その手に乗るかと思いつつ、やはり負けてしまいます。

それでもダメならソファーの後ろに隠れること。「アラアラ…」とベンちゃんを探すパパママを、こっそり 覗き見していて、頃合いをはかって出てくるタイミングは絶妙です。 でも時には素知らぬ顔をされたりするので、次の手を考えているようです。

シッターサービスで訪問すると、お部屋の入り口で少し控えめに顔を覗かせてお出迎えしてくれるベンちゃん♪ 元気にお散歩した後は、オヤツやゴハンに眼を輝かせ☆お気に入りのハリネズミちゃんのぬいぐるみで遊んでいる時は、お散歩の時よりも大興奮のベンちゃんです!!

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そんなベンちゃんも今年で11歳。「いびきは大きくなるし、幼なじみの悲しい報告も耳にしますが、 反面、長生きで元気なワンちゃんの話に、勇気づけられたりもしています。」と青木さん。

素敵なパパママに温かく見守られ今日もベンちゃんは健康で楽しい時間を過ごしています♪