2004年9月号は シピーちゃんをご紹介です♪
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「おはな似合うでしょ♪」
満面の笑みを見せてくれるシピーちゃん♪

今から9年前の2月。 雪の降る朝の事でした。
お家の近くのオープンしたばかりのペットショップ。
ショーウィンドウに、「シェルティ・メス仔犬」と大きな文字で書かれていたのにつられて店内に入った伊藤さん。 それが伊藤さんとシピーちゃんとの運命の出会いの始まりでした。

見ると、ぬいぐるみほどの生後2ヶ月のシェルティが、まん丸い目をして伊藤さんを眺めています。 その当時、伊藤さんは何年も犬を飼ってはいなかったものの、子供の頃から、スピッツ、フォックステリアなど、いつも犬が身近にいる環境で暮らしていました。 しかし、その頃は、庭に犬小屋を置いて外で犬を 飼っていたのに対し、今後は飼うとなれば家の中で飼うしかない状況…。

そんな事がそのあどけない仔犬をなでながら伊藤さんの胸中にサッとよぎったそうです。 「やっぱり飼うのは難しい…」 と1人で心の中でつぶやきお店を出ようとした瞬間、シピーちゃんと 伊藤さんの視線が強くぶつかりました。

「連れてって!」 と訴えるシピーちゃんの視線に心を動かされた伊藤さん。 小さなシピーちゃんをオーバーの中に抱え込んで家に連れて帰るまでの時間は、ほんの一瞬の出来事でした。

しかし、それから間もなくシピーちゃんに肺炎の症状がでてしまい入院しなければならないことに。 約2週間…、シピーちゃんは動物病院で生死の間をさまよいました。

獣医さんにも助かるかわからないと言われたシピーちゃんでしたが、その後、なんとか無事に退院でき、そして、伊藤さんに視線で喜怒哀楽を訴えてきてくれるようになりました。

あれから9年たった今日。 シピーちゃんは何一つ病気もせず伊藤家の一員として元気に毎日をおくっています。

大好きなお散歩から帰った後は、シピーちゃんの目は輝き、ボロボロのぬいぐるみを持ってひとしきりはしゃぎまわっています。

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「ぬいぐるみはこうやって振り回すのよ!」

 

伊藤さんが元気がないとシピーちゃんも悲しげな目をするそうです。

そして、私たちがシピーちゃんのお世話に伺うと、「早くお散歩に行こうよぉ」といつも大ハシャギでお出迎えをしてくれます!! お散歩途中のブラッシングタイムは、気持ち良さそうにうっとりとしたり、笑顔で私たちを見つめてくれたりします!!

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「身だしなみは大切よね♪」

 

そんなシピーちゃんと運命的に出会ったあの日。 シピーちゃんのあの訴えるような目を伊藤さんは今も時々思い出すそうです。  「あの訴える目は、『私の生命を助けて』 と言っていた目だったのでしょうか。」 と伊藤さん。

犬にも感情、そして愛情に こたえようとする心があることをシピーから私は教えられた気がしますとおっしゃっていました。

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「愛情には笑顔でお返しよ♪」