2004年月号は ゾーイちゃん&ベンジャミンくんをご紹介です♪
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オリンピックウェアに身を包み満足そうなゾーイちゃんと金メダリストのベン君です♪

今から約9年前のこと。
皆川さんのご実家で飼っていたゴールデンから突然(!?)ゾーイちゃんは生まれ ることになります。 お父さんは・・・おそらく近所のワンちゃんのようです・・・。

予期せぬ出来事のあと、待つこと数ヶ月。 いよいよ出産の時をむかえます。 当時、大学生だった皆川さんは 動物病院の先生に習い、母親犬の助産をしたそうです。 出産は夜中から始まり、朝まで続きました。 「母親犬はすごい!」と皆川さんは感心です。

そして、無事、出産した11匹(!!)のパピーのなかで、控えめながらも賢そうな子を一匹だけ迎え入れることにしました。 それがゾーイちゃんです。 残りのパピー達も全て、お知り合いやご友人のもとへと無事もらわれていきました。

それからスクスクと育って元気に成長したゾーイちゃんですが、数年後、ゾーイちゃんの母親、そして、おばあちゃんたちが亡くなり、一人ぼっちになっってしまったゾーイちゃん。 寂しさからか、神経質で常に何かに怯えているような子になってしまったそうです。

考えに考えた皆川さん。 知り合いの訓練所に問い合わせ、ラブが生まれたと聞き、思い立って伺いました。 6匹程いるパピーたちを見せてもらい、サークルに手を入れたときに“ぴょこたん”と飛びついてきたパピーが、ベンくんでした。

3ヶ月で皆川さん宅にやって来たベンくんには、それはそれは手を焼いたそうです。

かわいい顔とは裏腹に、何もかもが破壊され、悲鳴のない日はありません。

携帯電話から始まり、イヤリング、服、遊びに来た人たちの持ち物・・・と、被害総額は・・・わかりません!?  3ヶ月ワクチンを打ってもらった後、思い切って当時住んでいたお家の庭で飼う事になりました。

ある日、皆川さんがお家に帰ると、庭でゾーイちゃんがベンくんの歯磨きをしてあげていました。 その光景を見て、ゾーイちゃんの母親もゾーイちゃんが成犬になってからも、毛づくろいや歯石取りをしてあげていたのを思い出したそうです。 ベンくんのおかげで元気になり、母親譲りの優しいゾーイちゃんの一面を垣間見た日々でした。

しつけの際もベンくんに教えているとゾーイちゃんが隣で同じ事をしています。
おかげでベンくんは見よう見まねで覚えてくれ、楽にしつけができました。

ゾーイちゃんはベンくんが可愛いくてしかたありません。
今もイタズラの絶えないベンくんを皆川さんが怒ろうとすると、あわてて飛んできてかばうゾーイちゃん。 なぜか何もしていないゾーイちゃんまでもが、怒られているベンくんと共にお腹を出しています。 そしてゾーイちゃんは、ベンくんが3歳になる今も折を見ては歯磨きをしてあげているそうです。

「ベンの楽天的な明るさにゾーイは元気を取り戻し、飼い主はゾーイの賢さと優しさに助けられているといったところでしょうか?」と皆川さん。 ふたりの仲良さに和まされたり、はたまた賑やかさで毎日はせわしなく過ぎていきます。

そんなふたりのお世話に伺うと・・・
ゾーイちゃんとベンくんは、いつもものすごい勢いで飛びついてお迎えしてくれます!

ベランダでは、ひとり大はしゃぎのベンくん。 ホースの水をパクパク食べたりと大興奮!

ゾーイちゃんはそんなベンくんを迷惑そうに避けながら甘えてくれます。

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「ちょっと! ハシャギ過ぎよ!」

 

それでもお散歩中やお部屋の中では、ピッタリくっついて いる仲良しさんな二人☆

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「あの人達にも金メダル見せようよ♪」

 

いつも私たちに笑顔を振りまいてくれます♪

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「毎日がとっても楽しいよ!」

 

ご夫婦で旅行にお出かけの際には、キャットワンに二人を託し、半分逃げるようにお出かけになるという皆川さん。 しかし旅先ではご旅行を楽しく満喫しつつも、数日経つとゾーイちゃんとベンくんの気配がないのが寂しくて仕方なくなってしまうそうです。

そして、帰宅し、玄関の鍵を開けた瞬間に響きわたる二人の鳴き声でホッとする皆川さんなのでした♪