2003年4月号は たっちゃん&ピーちゃんをご紹介です♪
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性格は違くてもお気に入りのオモチャは同じな、たっちゃん&ピーちゃんです♪

今から約8年前の夏の夜。高田さんがお部屋のベランダからふと下の道路を見ると、通る人、通る人の後を追って動いている何やら黒い物体(?)が見えました。

気になって降りて見ると生後2、3ヶ月(お医者さんの見解)の子猫…。
それが、高田さんと たっちゃんの出会いでした。

しかし、その翌日には風邪をひいてグッタリしてしまった たっちゃん。 高田さんは急いで動物病院に連れて行ってあげました。そのことがきっかけで、その日から たっちゃんは高田家の三男になりました♪

初めは、お外を自由にお散歩していた たっちゃんですが、3年ほど前、上顎の手術をするという大きな事故に遭ってしまいました…。一命は取り留めたものの、鼻水が年中出ているという後遺症が残り、今では、大好きなお外にも自由に出られなくなりました。そのせいか、運動不足で体重が6.5kgに増えてしまった そうです。

でも、高田さんにヒモをつけてもらって、一緒にご近所一周のお散歩には出かけられる たっちゃん! お気に入りの出窓で寝ていると、いろんな人がガラスを叩いて声をかけていく人気者です♪

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「ここがボクのお気に入り♪」

 

そして、たっちゃんが高田家の一員になった一年後…。高田さんはお隣りの植込みの中にできた水たまりで 「ピーピー」と鳴いていたピーちゃんと出会います。まだまともに歩けないほど小さかったので、自分でここまで来たはずもなく、恐らく誰かが水たまりに捨てて行ったのでしょう…。と高田さん。

昔、高田さんのお母様が可愛がっていたトラ猫ちゃんが、おっとりした性格だったので、そんな印象から一緒に暮らす決心をしたのだそうですが…。

しかし、そんな印象はもろくも崩れ、ノラちゃん性格全快!でヤンチャぶりを発揮し始めたピーちゃん。

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「ウニャ!! 暴れたりないニャ!!」

 

身体にさわらせないし、先輩のたっちゃんはいじめるし、全然なつかず外出から戻っても“フン”と横を向いている始末…。

だけど、そんなピーちゃんにも楽しみがあります。ご主人様が帰られると、お風呂場で待機!! でも、入浴を楽しみにしているのではなく、“45度のお湯”を飲むのが大の楽しみ! 焼きたてアツアツのお魚も大好きなピーちゃんには、“猫舌”はついていないようです。

そして、もうひとつのお楽しみは、二番目のお兄ちゃん(三番目=たっちゃん)に遊んでもらうこと♪唯一この時だけは、甘えた声でスリスリとしている ピーちゃんだそうです。

シッターで、ふたりのお世話に伺うと、出窓で寝ている たっちゃんがまずこちらに気づいてくれます。 「あれ~?ピーちゃんは?」と思っていると、たっちゃんの隣にあるネコちゃんハウスから眠たそうな顔でひょっこり顔を出すピーちゃん。ご飯の用意をしていると、たっちゃんが「ぼくのご飯ある?」とやって きます。ご飯をつまむとお風呂場の蛇口からお水を飲み、鼻水をクシュン!そして、出窓へと戻っていきます。

ピーちゃんはあまり、ご飯を食べに来ないので、時々たっちゃんにご飯を狙われてしまいます。いつも出窓の ハウスで気持ち良さそうにしているピーちゃん。オモチャで遊ぶ時以外は、あまりかまって欲しくないようで、 近づくと、匂いをクンクンとチェックして、「フン!」と、こたつの中へと入っていくか、ハウスの中で過ごしているようです。

そんな、たっちゃんとピーちゃんですが、お互い着かず離れず微妙な距離を保ちながらも一緒に仲良く(?) 暮らしています。時々、お兄ちゃんの たっちゃんが、ピーちゃんにいじめられることもあるようですが、

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(たっちゃん)「ぼっ、ボクはお兄ちゃんだゾ!」

 

温かい家族に囲まれて穏やかな日々を送っている、幸せ者の たっちゃんとピーちゃんです♪