2004年5月号は 光太くんをご紹介です♪
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「今日はどこに行こうかな♪」
絶好のお散歩日和に満足げな光太くんです!

お家を新築したと同時に、当時小学生だった娘さんたちと旦那様のたっての希望で柴犬を飼う事になった渡邊家。 奥様はどちらかというと犬が苦手だったため、「絶対に3人で世話します」 という条件つきで、 「天然記念物柴犬保存会」 というところから迎え入れることになりました。

そして、94年1月27日午前1時。 父犬<信玄王>・母犬<玲瓏紅子> の間に、その時ひとりだけ生まれた仔犬。 それが光太くんでした。 母犬が3歳という若さ。 父犬は金賞をたくさん取った壮犬。 その間に、“ひとりっ子” ならぬ、“独り犬” として生まれた光太くんは、「どこか変わったシャイな犬です。」 と渡邊さんはおっしゃいます。

その年の3月末、渡邊家にやってきた光太くん。 初めはコロコロして熊みたいにかわいかったのですが、あっと言う間に、“きつね犬” になってしまったそうです。(でも、かわいいんですよ!)

そんな光太くんが2才の時、初めて車に乗って榛名湖の山の家へお出かけしました。  すると急にビッコをひきはじめた光太くん。 家族みんなで慌てて獣医さんへ直行しましたが、半日入院 の結果、くだされた診察結果は、“仮病”…。

どうやら前日初めてお家でお留守番をさせられた仕返しだったのでは?と渡邊さん。
その後も、たまに預けられた後などにはビッコをひいているそうです。

光太くん6歳の頃。 大好きな旦那様が英国への単身赴任が決まり、続いて娘さんたちも、海外勤務、ご遊学と、次々にお家を離れることに。 それまでは朝の散歩は旦那様が、娘さんたちもそれなりにお世話をしていたのですが、あっと言う間に、“犬苦手” な奥様と光太くんのふたりだけの生活に…。

光太くんを海外に連れて行くことも考えられたそうですが、光太くんにとって果たして幸せかどうか悩んだ末、今まで通り、奥様と一緒にお家で暮らすことになったそうです。

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「やっぱ、この街がお気に入りさ!」

 

シャイな光太くんは初め、私たちがお散歩に伺うと必ず犬小屋に入ってしまっていましたが、今では慣れて 門の前で待ってくれるほどになりました!! お散歩中も元気一杯! いつも嬉しそうに歩いてくれます☆  お散歩後のブラシも大好きなようで、お家の前でするのを待っています。 ブラシをするといつも気持ち良さそうにしている光太くんです。

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「今日もブラッシングしっかり頼むよ♪」

 

これまで、光太くんも甲状腺の病気をしたり、おできを切ったりと色々ありましたが、良く食べ、良く寝る とてもおとなしい子。 10歳になった最近では、少し目が見えていないようで白内障かもと…。 でもしっかりした嗅覚で、ゴハンを しっかり食べ 、散歩一回、餌一回の、“奥様との約束” をお互いにしっかり、けなげに、そして頑固に守っています。

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「お皿もキレイにしなくちゃ!」

 

たまに旦那様や娘さんたちがお帰りになると、しっぽをブンブン振るサービス! 「普段、私にはそんな 素振りは見せませんが…」 と奥様。

でもまた皆居なくなり、奥様とふたりの生活に戻ります。
「きっと光太も、“勝手な家族!” と思いながらも、今日では結構自分も勝手気ままに生きています。」  と奥様も温かく光太くんを見守ります♪