2007年6月号は サジくん・シイタくん・ペコちゃんをご紹介です♪
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親猫ちゃんは違えども、2男1女、みんな幸せ♪
Ⅰ家の仲良し3兄弟です☆

今から12年前、Ⅰさんがその当時飼っていた猫ちゃん(ヒマラヤン)の予防注射をしに獣医さんに行ったときのこと。

「里親募集中」 の張り紙をしたケージの中に、世にもみすぼらしい(!?)子猫が寝ていました。 鼻水や涙で顔はグシャグシャ。 しかも人を警戒していて、ちっとも近づいてきてはくれません。

「これじゃあもらい手はいないだろうなぁ・・・」 と思いつつ予防注射を済ませ、帰りがけにもう1度ケージをのぞいてみたⅠさん。 すると、子猫は懸命に自分の右手をチューチューと吸っていました。

「たぶんお母さんのおっぱいを十分もらえず、ひもじい思いをしていたんだろうな」 と思ってしまったのが運のつき(!?)  先住のヒマラヤンの子とうまくやれるかどうかは分からないけど・・・、と引き取ったのが長男猫のサジくんでした。

しかし、予想に反して、ヒマラヤンの子が一生懸命、サジくんの面倒を見て、かわいがってくれたので、どうやらこうやらⅠ家に 落ち着いたサジくん。

「相変わらず人にはなつかず、キャットワンのスタッフの方が来られても雲隠れ。 愛想のない猫です。」 とおっしゃるⅠさんです(^_^;)

そして、その2年後、ヒマラヤンの子が病気で亡くなり、サジくんだけになってしまったため、またもらい手のない猫がいたら引き取ってもいいかな・・・と考えていたⅠさん。 するとまた獣医さんのところに、「里親募集中」 の張り紙が!

「今度は女の子がいいなぁ」 と思って引き取ったのが次男猫のシイタくんです。

獣医さんも、「女の子」 と保証してくれたので、名前も、「シホ」 と名づけて育てていたら・・・。  それがなんと、力持ちかつイタズラの限りを尽くす暴れん坊の男の子になってしまいました!?  仕方がないので名前も、「シイタ」 に変更となりました。

さらに4年後、同じようにⅠ家にやってきた来てくれたのが今度こそ待望の女の子! 末娘猫のペコちゃんです。 「やっぱり女の子はやることなすことカワイくて仕方がありません♪」 とⅠさん。

そして、長男猫のサジくん、次男猫のシイタくんにとっても、ペコちゃんはカワイくて仕方がない存在。 先を争って面倒を見たがる そうで、シイタくんは、出るはずのないオッパイをペコちゃんにあげているところをⅠさんに目撃されています!

その光景を見て、「溺愛」 という言葉が頭に浮かぶⅠさん・・・。 こうなるとしめたもの。 Ⅰさんはご飯とおトイレのことだけしてあげればいいので楽チンです♪・・・

と思いきや、そう上手い話ばかりではおさまらず、先輩が後輩に教えるように、Ⅰ家の猫ちゃんたちも、年上から年下へ、“イタズラの 伝授” がおこなわれ、鍵をかけない限り、お家のドアで猫ちゃんたちに開けられないドアはなくなったそうです。

そして、それぞれ得意技があるようで、ドアノブ係はシイタくん、クローゼットはサジくん、ペコちゃんはまだ見習い中のようです。  トイレ、お風呂、クローゼットなど・・・Ⅰさんは猫ちゃんたちに見つめられながら、トイレを済ませたり、入浴したりしているそうです(^_^;)

シイタくんは洗濯機が大好き! 特に脱水中に洗濯機がブルブル震えるのがおもしろくてしかたがないようです。  洗濯機が回っている間はかたときもソバを離れません。

排水が始まるともうタイヘン! 排水ホースがクネクネするのがたまらないらしく、かみついて思いっきり引っ張ります。  Ⅰさんが何度叱ってもダメです。

Ⅰさんもそうそう見張っているわけにも行かないので、外出したり、他の家事をこなしていたりすると痛い目にあってしまいます。

洗濯機のある洗面所は、引っこ抜かれた排水ホースで水びたし!!

「どんなにかわいがっていても、『殺意』 を抱く瞬間というものはあるものですね・・・」 と、30分間、プールと化した洗面所を雑巾でふいては絞り、ふいては絞りを繰り返している間に思うⅠさんでした。(^_^;)

そんなⅠさん宅に私たちがお世話にお伺いすると、いつも本棚の上で休んでいるサジくん。 お世話中は、まん丸おめめでずっとそこから私たちを見守って (監視して?)くれていますが、

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「ボクはここから見てるニャ~」

 

時々、寝室でくつろいでいたり、クローゼットの中やカーテンの裏にそっと隠れていることもあります。

シイタくんは、コタツの中がお気に入り♪ コタツの電源が入っていなくても、居心地のよさは変わらないようで、私たちがお布団の中を覗いても気にする様子もなく、マイペースにくつろいでいます。

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「遠慮せずにコタツによっていきニャ☆」

 

ただ、掃除機は苦手なようで、音がし始めると、「大変だ!」 とばかりに、そーっと、でも素早く別のお部屋へ移動するのでした。

そして、一番甘えてくれるのがペコちゃんです。 とにかく甘え上手なペコちゃんは、お世話中、「私と遊んでニャ~☆」 と片時も側を 離れません!!

私たちが立っていれば足にスリスリ、座っていれば目の前でゴロ~ンと横になって、私たちの手を自分の両手で引き寄せ、ず~っとスリスリとゴロゴロを繰り返しています。

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「もっと撫でてほしいニャ~ン♪」

 

「捨てられた子猫のたくましさでしょうか、3匹とも健康で、イタズラで、仕事に趣味に留守がちの飼い主にも関わらず、 元気で留守番&イタズラに励んでいてくれています」 とおっしゃるⅠさん。

時たま、『殺意』(!?) を抱きながらも、サジくん、シイタくん、ペコちゃんたちとの生活を楽しんでいらっしゃるようです☆