2007年8月号は ヤン吉くんをご紹介です♪
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今日ものんびりソファーでくつろぐヤン吉くん。
「ボクの生活うらやましい?」

◆今月は飼い主さんの梅下さんに、ヤン吉くんのお話をして頂きました♪

わが家のヤン吉(オス・15歳)の最大の特徴は、文字どおり、「デカイ」 ことです。  現在の体重は8.5キロ。 これでも最盛期よりは痩せたんですが、たぶん体脂肪率は90%超えてると思います。

ヤン吉を初めて見た人は、まず間違いなく、「ええええーーーーっっっっ!!!」 と驚きます。 そして必ず、 「これってネコなの???」 と尋ねます。 「まあ、たぶん」 と答えますが、その時点でだいたいみんな笑い出します。

「なんでこんなにデッカいの?」 「なに食べてんの?」 「食べ過ぎなんじゃない?」 「うわー、歩くとドスドスいうよ」  「ぜったいメタボだよ」 など、みなさん好き勝手に喜んでくれます。

・・・が、決して、「かわいい」 とは言ってくれません。 礼儀正しい方は困った顔をされるので、申し訳なく思います。

一度、脱走したことがあり、探しにいくと、ヤン吉のまわりに人だかりができていました。 「こんな大きい猫見たの初めて」  と感心されて、ヤン吉は得意げな顔をしていました。

旅行中はペットシッターさんに面倒をみにきてもらうと言うと、たいていの人は、「ちょっとくらいエサやんなくても大丈夫だよ」  と言います。 「むしろそのほうが痩せて本人のためだよ」 と真剣な顔で言われたこともあります。

出会いは旅先の尾道です。 私は大阪の学生で、ヤン吉はペットショップの店先で、「無料」 と大きく書かれた段ボール箱に 入っていました。

手のひらくらいの大きさで、白い体に手足と耳と鼻が焦げ茶で、一見かわいいシャム猫でした。 タダだったら、と軽い気持ちで 新幹線にのせて、連れて帰ってきました。 そのときは縁日のヒヨコのようなつもりだったのです。

父は、「ネコは先に死ぬから」 と飼うのに反対したのですが、すくすくと成長し、白い部分が焦げ茶になってシャムの面影は 跡形もなく消え去り、私は大学を卒業し、ヤン吉を連れて東京へ出て結婚し、離婚し、父もネコより先に死にました(苦笑)。

いま尾道で買ったキャリーバッグに無理やり突っ込んで留め金を閉めると、バッグの形になって出てきます。

うっかり抱き上げて、ぎっくり腰になりかけたこともあります。 夜中に生き埋めになった夢を見て目が覚めると、ヤン吉がおなかに乗ってたこともあります。

今日もヤン吉はソファを占領し、おなかを出して大の字で寝ています。 一日の睡眠時間は23時間50分くらいだと思います。 ストレスと無縁の生活です。

私は生まれ変わったらヤン吉になりたいと思います。

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◆以上、梅下さんによるヤン吉くんのご紹介でした☆

さて、そんなヤン吉くんのお世話に伺うと、ゆっくりと起きてきてくれるヤン吉くん。 「ニャ~」と鳴きながら、足にスリスリしてきてくれ、そのままゴローンと お腹を見せて甘えてくれます。

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「いらっしゃ~い、待ってたニャ~♪」

 

私たちが歩くと、「待ってニャ~」 と私たちの足の間を、スリスリしながら上手について歩きます。

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「どこいくの? 一緒について行くニャ!」

 

オモチャで遊びに誘うと、その場で猫パンチ!! そして横になってジャレて遊んでくれます♪

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「お留守番中も運動は欠かせないニャ!」

 

しかし、遊ぶよりも何よりも、足で撫でられるのが大好きで、お世話中は常に足元でゴロゴロとしているヤン吉くんなのです☆